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熊野灘・熊野川でノボリ(サツキマス)や、熊野古道(熊野街道)の散策など、アウトドア「浜松オヤジ」のよもやま話

さあ熊野川のノボリ(サツキマス)のシーズンが始まるぞ!

サツキマス。降海型のアマゴが再び産れた川に戻るものを指すが、熊野川ではこれを「ノボリ」と呼んで、古くから熊野川を象徴する魚として知られている。

ところが、このノボリは意外と知られてなく、古い魚類図鑑や日本絶滅危惧動物図鑑などでも、環境悪化により生息域は伊勢湾・長良川のみに生息。とある。

最初は「釣れた」だったが、「狙って釣る」の確立は毎シーズン高くなり、当時の幻が身近なターゲットに変わった。
とは言っても、絶滅危惧種とされるノボリは簡単に釣れる魚ではないことに変わりはない。シーズン、ポイント、ルアー、アプローチ、川の水位、水量。更に海の潮時すら釣果に影響する。これらを理解してないと、熊野川のノボリに出合うのは至難の業だ。仮に釣ったとしても、それは「釣れた」で次のつながりにはならない。

そこで、まずはファーストワン。更にステップアップして狙って釣るための第一歩を踏み出してみよう。ただし、そのつど状況が変化する熊野川。
ボクの解説は鵜呑みにせず、参考程度とし、その場所・状況に合った釣りを自身で考えるべきだ。


熊野川のノボリの遡上は春、川の水温が上昇する3月頃。稚アユの遡上と密接に関連して始まる。河川に入ったノボリは10月後半の産卵に向け、川を行き来しながら増水ごとに上流を目指す。

確認している限りでは、8月中旬熊野川支流高田川上流部の大淵や堰堤でノボリは釣れているが、一般的には7月中旬梅雨が明ける頃までが本流のシーズンだろう。

ノボリは季節の深まりと共に産卵のため上流を目指す。ダムが出来るまでは最上流の坂本ダムの流入河川にまで遡上していたが、現在は小森ダム下流の葛川までの遡上が確認されている。

シーズン当初河口から始まり、徐々に上流に移っていくノボリ釣り。シーズン当初は河口から2〜3km上流の尾友辺りまでを、マイボートでとローリングなんて手もあるが、まずは流れに立ち込んでみよう。

次回は 『熊野川下流部におけるノボリ(サツキマス)のポイント解説』 だ。

おやじこと浜松 光

ガイド:浜松 光(はままつ ひかる)

かつて、かの文豪(故)開高健氏にワームの達人とまで言わせた、スポーツワールドご意見番。紀伊半島のゲームフィッシングに精通し、熊野川のノボリ&シーバスガイドと熊野灘のソルトウォーターフィッシングガイドを担当する。また熊野古道語り部ガイドとしても活動し、総合的なアウトドア活動を皆様にプロデュースしている。

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